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ディズニーは宗教である

ディズニーは仏教に似ているし、キリスト教にも似ている。

何が似てるかって、その成り立ちや運営方法、問題点。

それが宗教そのものだ。

ディズニー教の教祖はウォルトだ。

俺は特にディズニーランドが好きではないが、彼のことは尊敬している。

彼はディズニーランドで働く人たちのことを何よりも大事に思っていたし、大事に扱っていた。

彼は一番大切なことを知っていた。

『従業員もお客様である』

彼はそれをとてもよく知っていた。

ここで働いてくれるみんなが、

ここを好きになってくれたら、

みんなきっと休みの日に、ここに遊びに来てくれる。

お客様になってくれる。

だからここを、そんな場所にしよう。

彼のアニメーションの表現や、いろいろな技術、話の作り方、情熱。

それももちろんすごく素晴らしいんだろうけど、

俺がなによりも彼を尊敬する理由は、

彼が従業員のことをお客様と同等、

もしかしたらそれ以上に大切に思ってくれていたこと。

お客様ももちろん大事だけど、

従業員がいないことには自分の世界を維持していくことができない。

会社を維持していくことはできない。

ウォルトはそれを何よりもよく知っていた。

だからウォルトは、従業員のことをことさら大切にした。

ウォルトは死んだ。

しかし彼の死後も、ディズニーの世界は続いていく。

今のディズニーを運営しているのはウォルトではない。

かつてウォルトの仲間だった人。

かつてウォルトのファンだった人。

かつてウォルトに憧れた人。

そういう人たちが現在、ディズニーランドを運営している。

ウォルトの素晴らしい考え方は、日を追うごとにどんどん変化していっている。

どんどんどんどんウォルトの考え方からかけ離れていっている。

もともとはウォルトに近しい人がディズニー教を引き継いだわけだが、

今はどんどんどんどん外から関係のない人たちが入り込んできて、

ウォルトの思想とは真逆のやり方で運営を始めてしまっている。

従業人を大事にしない。

従業人を馬車馬のようにこき使う。

上に立つ人間が、従業員を軽視している。

俺は元キャストだ。

異なる2つの部署で、合計10年近く働いていた。

口ではきれいごとを言うが、

上の人間が下の人間をどのように扱うか、

それをこの目でハッキリ見てきた。

その俺が、こう言っている。

今のディズニーの運営方法はおかしい。

ウォルトの思想からかけ離れている。

従業員を軽視し、大事にしないやり方はおかしい。

従業員に投資せずに、設備に投資するやり方はおかしい。

もしもあそこで働いていた準社員がこの日記を読んだら、

きっとウンウンうなづいてくれるだろう。

キリストはいい人だった。

ブッダもいい人だった。

ウォルトもいい人だった。

しかしキリスト教を引き継ぎ運営してきた人はいい人ではなかったし、

仏教を引き継ぎ運営してきた人もいい人ではなかった。

ディズニー教を引き継ぎ運営してきた人も、いい人ではなかった。

開祖はみんないい人たちばかりなのに、

それを引き継いだ人が、めちゃくちゃにしてしまった。

俺はキリストの弟子と仲良くなりたいわけじゃない。

キリスト本人と仲良くなりたい。

俺はブッダのファンの話をききたいわけじゃない。

ブッダ本人の話を聞きたい。

俺はディズニー教を乗っ取った狂信者を尊敬しているわけじゃない。

俺はウォルト本人を尊敬している。

イエスさん、ブッダさん、ウォルトさん。

みんな素晴らしい人だった。

でも彼らを乗っ取り、彼らを騙った者達は、素晴らしくなかった。

俺はウォルトの教えに感銘を受けたのであって、

ウォルトの取り巻きの教えなんて、知ったこっちゃないんだよ。

ウォルトの教えを忠実に守れないのなら、

あんな場所、つぶれてなくなってしまえばいいと思う。

従業員を大事に出来ないのなら、

そこはディズニーランドじゃないんだよ。

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